「CAD面板(カウンタープレート)が新規で転写して使った後に再度使おうと思ったら合わない」問題は有りませんか?
原因は抜型自体のベニヤの伸縮やジャッキの締め過ぎで起こります。ベニヤの伸縮は防ぎ様が有りません。特に面付の多い大きい抜型などは左右が合わないというトラブルはよく聞きます。
抜型を固定する後ろ側からのジャッキも締め過ぎるとどこまでも締り前後に沢山罫線や刃が入っているとズレてしまいます。
ジャッキはトルクが一定に締まるジャッキをお勧めします。またはチェス裏板に穴が空いていてビス留めする方法が一番簡単で影響は受けません。
ベニヤの伸縮は工場内で温度湿度が一定でも製作された環境からの変化なので防ぎきらないと思います。
当社では再剥離(貼ったり剥がしたり)可能なリピタープレートでの毎回の転写をお勧めしています。転写は抜型からの転写ではなく「面ピタ君」でのセットでなければいけません。
当社販売の貼ったり剥がしたり可能なCAD面板種類
・GTプレート・・・
ガラス繊維入りエポキシ樹脂(ガラエポ)非常に硬くフイルム両面テープを使ってるので剥がし易い素材です。ただガラエポは強度が強く削るミーリングが痛み易いです。当社では逆罫仕様の0.7mm巾残しの仕様で非常に精度の良い折り曲げが出来るのでグルアサックマシンのスピードやロス率を向上可能です。
・GSプレート・・・
ユニチカ製ユニレートで一般的にはKHボードと云われている素材です。安価で一番広く使われている素材です。ガラス粉混入された樹脂です。GSボードは直接に弱粘着接着剤が塗布してあります。
・BLプレート・・・
エポキシ樹脂ですがガラス繊維では有りません。GTプレートと同じフイルム粘着テープ仕様です。